1993年の北海道南西沖地震、1995年の阪神・淡路大震災、2004年の新潟県中越沖地震などにおいても、周囲の建物が被害を受ける中で大きな損傷を受けた事例がないことなどから、ログハウスの高い耐震性は広く知られています。2011年の東日本大震災では、津波の直撃を受けたログハウスもリフォームによる再生が可能だったことなどから、安心して住める「家」として耐震性に優れたログハウスに興味を持たれるお客様が増えています。
耐震性に優れている理由は、ログハウスだけの“丸太組構法”にあるとされています。太いログを積み重ねたログハウスは一般的な住宅よりも重く、重心が低くなっているため揺れに対して強い構造となっています。また壁が1つの面ではないため、揺れが発生するとログ1本1本が横にずれるように動き、その摩擦が横揺れを吸収し、さらにノッチやダボ、通しボルトなど、ログの動きを抑える補強材の働きにより、建物全体で地震の力を吸収する仕組みとなっています。